あたしンちに学ぶ、人生のコツ

うれしいな、うれしいな。

かんじがいいと、うれしーな。

なにげなく、みかんにつぶやかれるこの言葉、これ、この世の真理です。

人にかんじよくしてもらうと、うれしい。

みかんは、もともと、ニコッとされるのに弱い。

岩木君を好きになったのも、彼がニコッと笑いかけてくれたから、でした。

英語で、サンキュー(ありがとう)の返事は、ユー・アー・ウェルカム(どういたしまして)。

人に対する「にっこり」は、それですね。

ニコッと笑って「あなたのことは歓迎ですよ」「ウェルカムですよ」というメッセージを伝える。

それは、すごくいいことです。

ちょっと前に、ツイッターで「自分の機嫌は自分でとろう」という言葉が話題になりました。

たしかに、赤ちゃんじゃないんだから、大人も子どもも、自分の心は、まず自分でなんとかしなければいけない。

赤ちゃんは、おむつが濡れるとキゲンが悪くなります。

大人も、人間として「おむつが濡れてる」ことがあるんですね。

世の中、なにかとプレッシャーが多いですから、誰にでも、そういうことはある。

そういう時、人は、カンジが悪くなる。

でも、自分のおむつが濡れてるからといって、それをカンジの悪さというかたちで、発揮してしまったら。「おむつの濡れ」が、他の人に、押しつけられてしまうわけですよ。

それは、キモチが悪いです。

「おむつの濡れ」の拡大を食い止めるために、人にカンジよくふるまう。それは、大人のプライドと言っていいでしょう。

それができない人は、みんな赤ちゃん。それができる人は、小学生でも大人です。

だから、まあ、お互い、なるべくカンジよく。

人にいっしゅん、ニッコリするだけで、世の中、ちょっと、よくなります。

それは、世の中の「ウェルカム」度があがるからです。

そして、みかんが、よろこびます。

あと、なんとなく調子わるいときは、鏡の前に行って、自分にニコッとしてあげるといいですよ。

カンジがいいと、うれしくなるので。

自分で、自分にカンジよくするだけでも、けっこう心に効きます。

(「あたしンち」には、ときどき、人生のコツのような話があります)

あたしンちの知恵② 

かんじがいいと、うれしくなる。