作者紹介
けらえいこ
1962年 東京生まれ
射手座のAB
都立井草高校卒
早稲田大学第二文学部卒
高校、大学ともに漫研所属。
1987年7月 | 4コマまんが「3色みかん」(小学館「ヤングサンデー」)で漫画家デビュー。 |
1991年6月 | 単行本『セキララ結婚生活』を、メディアファクトリーより、描き下ろしで刊行。ベストセラーになる。 |
1994年6月 | 読売新聞日曜版で「あたしンち」連載開始。 |
1995年10月 | 日本テレビ系列で連続ドラマ「たたかうお嫁様」放映(主演・松本明子)。全11回。 |
1996年5月 | 「あたしンち」第42回文春漫画賞受賞。 |
2002年4月 | アニメ「あたしンち」がテレビ朝日系列でスタート。 |
2003年12月 | 「映画あたしンち」が、東映お正月映画として公開される。 |
2009年9月 | アニメ「あたしンち」放送終了。 |
2010年10月 | 単行本『あたしンち』累計1000万部突破。 |
2010年11月 | 3D映画「劇場版3D あたしンち 情熱のちょ~超能力母 大暴走!」劇場公開。 |
2012年3月 | 「あたしンち」足かけ18年の連載を終了。 |
2015年10月 | アニメ「新あたしンち」アニマックス他にて放送開始(2016年3月まで)。 |
2019年12月 | 「AERA」(朝日新聞出版)にて「あたしンち」連載再開。 |
タイトル | 発行年/出版社/備考 |
姫の俳道一直線 | 1989/メディアファクトリー/「ヤングマガジン海賊版」欄外マンガ |
セキララ結婚生活 | 1991/メディアファクトリー/セキララシリーズ |
たたかうお嫁さま | 1992/メディアファクトリー/セキララシリーズ |
まったく若奥様って奴ぁ! | 1992/光文社/短編集 |
いっしょにスーパー | 1993/メディアファクトリー/セキララシリーズ |
おきらくミセスの婦人くらぶ〜 | 1993/講談社/ハヤセクニコさんとの共著 |
あたしンち | 1994〜2015/メディアファクトリー/全21巻 |
7年目のセキララ結婚生活 1999 | 1999/メディアファクトリー/セキララシリーズ |
金田夫妻 | 2008/幻冬舎/短編集。2013年、幻冬舎文庫。 |
鉄本 | 2009/講談社/「最後のブルトレ、母娘の旅」16p |
あたしンち公式ファンブック | 2010/メディアファクトリー |
過去のことばから
- 自分の身の回りで起きた面白い出来事のほうが、 宇宙を舞台にしたSFや、切ない悲恋物より、ドラマチックな気がします。子どもがお母さんに、学校で起きたことを 一所懸命報告しているような気分で描いてます。(週刊新潮 1995.6.14号)
- 家族って、私にとっては、「恥ずかしい」存在なんです。(女性自身 1995.6.29号)
- 実の母について こんなふうに描いたら「お母さんがかわいそう」と周りの人から言われることもありますが、 当の本人は淡々としています。あまり自分のこととは思っていないみたい。(週刊文春 1996.6.13号)
- 映画化を迎えて 連載の漫画は日常生活から逸脱しない範囲で描いています。でも、1時間半の映画にする以上はそこからいったん離れて、 ふだん見られない「あたしンち」にしようということになりました。私自身、両親や弟と一緒に暮らした時間って、 いま思うと短かったなあと感じるんです。だから、日常生活の何でもないようなことが、とても愛らしく思えてくる。「家族との時間はかけがえのないものなんだ」という思いで、 いつもこの漫画を描いてます。(読売新聞 2003.12月)
- 18年の連載を終えて あたしンちは高校生のころの私の家族がモデルなので、スタート時は自然とみかんの目線で描いていたんです。それが、連載が長く続くにつれ、 自分自身がお母さんの年齢(40代前半)になり、 そしてお父さんの年齢(40代後半)を超えんとするあたりで、 もうそろそろ卒業なのかな、と考えるようになりました。コミックスは21巻まで続きますし、 できれば時間をかけて描き足してもいきたい。読者の皆さんと、またどこかでお会いできればうれしいです。(読売新聞 2012.3月)