#04 「おばあさんに白いパンを」の心だった
ふり返りトーク#4
けら これは「親改造計画」なんだよね。母にしたら「なんでやねん!」って話なんだけど。
オット 自分から「改造されたい」人は、あんまりいないもんね(笑)。
けら そうなんだよね・・ふり返ると、不遜で傲慢なことをしてる。
けど心は、お母さんに人生もっと楽しんでほしい、と願ってたんだよね〜。
オット うん。
けら 最初は、単純に喜んでもらえると思ってたんだよね。
それより、私の心配は、お母さんが、日々あんまり楽しそうじゃなかったこと。
もともとお母さんは、すごく感激屋だったの。私が子どものころ、なにか快挙なことをすると、メチャクチャ喜んでたのね。
そういう素敵なことより、お母さんの関心は、父、同居の弟、嫁へのつまらない不満でいっぱいなかんじだった。
お母さんまだ50代なのに、東京に住んでるのに、健康なのに、小金もあるのに、なんでこうなってるんだろう?と思って。
ちょうどその頃、自分たちは、イタリアでカルチャーショックを受けたでしょう!旅行、素晴らしいなあ!と思ったよね。
オット わかった。アルプスの少女ハイジの「おばあさんに、白いパンを!」だね!(>>参照)
けら けら そうそう!私のタマシイにはハイジが刻まれてるからね!(←アニメの見過ぎで)おばあさんに白いパンを持ってってあげたら、どんなに感激するでしょう!っていうあの心!
私は、自分が感動したことを、お母さんと共有したかったという。
あとで振り返ると、やってたことは確かに、母の改造、だけど(笑)。やろうとしていたことは、お母さんに「こんな自分の人生もあるんだわ〜♡」って素敵な方向へ目を向けてもらうことだったわけ。
(つづく)