アニメあたしンち
あたしンち
アニメ「あたしンち」は、2002年から、テレビ朝日系列で放映された、テレビアニメです。
アニメーション制作は「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などの、シンエイ動画。
放送時間は、金曜日夜7時30分から54分まで(のちに移動)。
金曜夜7時30分はもともと「クレヨンしんちゃん」の放映枠でした。
製作 | テレビ朝日、シンエイ動画、 ADK |
アニメーション制作 | シンエイ動画 |
放送局 | テレビ朝日系列 |
放送期間 | 2002年4月19日 – 2009年9月19日 |
話数 | 330回 |
1回2パート(1パート、約9分)の二部構成。
第1回からファミリー層に大人気を博し、4歳~12歳層のこども視聴率が、50%を超えることもありました。
当時、メディアファクトリーのスタッフが、「情熱の赤いバラ~♪」と口ずさみながら道を行く子どもたちの姿を、目撃したそうです。
監督 | やすみ哲夫(1ー4回は大地丙太郎) |
脚本 | 高橋ナツコ、田嶋久子、北条千夏、 ほそのゆうじ、大野木寛ほか |
演出 | 牛草健、善聡一郎、パクキョンスン、 玉野陽美、山本寛、高橋渉ほか |
キャラクターデザイン | 大武正枝 |
音楽 | 相良まさえ、桜庭統、W.m.W |
企画 | 加藤良雄ほか |
プロデューサー | 増子相二郎ほか |
監督はやすみ哲夫さん(初回から4回までは大地丙太郎さん)。
演出スタッフとして、山本寛さん、高橋渉さん、長濱博史さん、和田高明さんなどが参加。
主な脚本家に、高橋ナツコさん、田嶋久子さん、北条千夏さん、ほそのゆうじさん、大野木寛さんほか。
初期に何本かの脚本を担当している幸田陽は、上田信治の筆名です。
企画・プロデュースの、加藤良雄さん、増子相二郎さんは、それぞれ「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」の制作デスクを勤めた、大ベテランでした。
第1回ー第144回 | OP | 「さらば」キンモクセイ |
ED | 「来て来てあたしンち」平山あや |
「あたしンち」の主題歌といえば「こんにちは、ありがと~、さよなら~、また会いましょう♪」で、はじまる「さらば」を思い出します。
夕焼けが印象的な、OP演出は、長濱博史さん。
EDテーマの「来て来てあたしンち」は、イギリスの作曲家エルガーの「威風堂々」の有名なメロディに、大地丙太郎監督(当時)が歌詞をつけました。
味の素の「CookDo」のCMや、映画「キングスマン」で、あのメロディが流れると「来ーて、来て、あたしーーんちー♪」と歌ってしまう人は多いはず。
第145回-第161回 | OP | 「あたしンちの唄」小泉今日子 |
ED | 「来て来てあたしンち」平山あや |
番組開始から3年後に、新オープニング曲が作られました(それだけ「さらば」には、スタッフや視聴者の愛着が強かった)。
「みーんなー、おいでよー、あたしンち♪」の歌手名は、しばらく「あたし仮面(仮)」となっていました。
第162回-第232回 | OP | 「あたしンちの唄」小泉今日子 |
ED | 「LET’S GO!あたしンち」タチバナーズ |
タチバナ家のキャスト4人が歌う、新エンディング曲は、その設定のとおり「母!みかん!ユズ!父、レッツゴー」と歌い出されます。
家族4人それぞれにぴったりの歌詞は、原作者けらさんによるもの(共作詞・井出コウジ)
第233回-第297回 | OP | 「あたしンちの唄」小泉今日子 |
ED | 「ほっとっとっとな まいにち」キグルミチコ |
キグルミチコは、当時、たらこソースのCMソングで話題になった、少女デュオ・キグルミのレナさんと清水ミチコさんのユニットです。
清水ミチコさんは「BSマンガ夜話」の「あたしンち」回に出演するほどの「あたしンち」通でもありました。
第298回-第304回 | OP | 「プロリンサイズ♪」森三中 |
ED | 「ほっとっとっとな まいにち」キグルミチコ |
アニメの振付どおりにエクササイズを行うと、体の各部分がシェイプアップできるという、オープニング曲は、森三中さんの歌唱。
その後、森三中さんは、三人とも、歌ウマで有名になりました。
第304回-第330回 | OP/ED | 「プロリンサイズ♪」森三中 |
第328回 | ED | 「来て来てあたしンち」 |
第329回 | ED | 「LET’S GO!あたしンち」 |
第330回(最終回) | ED | 「さらば」 |
ラスト前の三回は、なつかしい曲がEDに使われるという粋なはからいで、長年のファンの涙をしぼりました。
母 – 渡辺久美子
みかん – 折笠富美子
ユズヒコ – 阪口大助
父 – 緒方賢一
水島さん – 愛河里花子
戸山さん – 玉川砂記子
三角さん – 山口奈々
ホホエミさん(大和田マチコ) – 渡辺菜生子
しみちゃん – 的井香織(テレビ朝日版)→飯田友子(アニマックス版)
吉岡 – 沼田祐介
ゆかりん – 池澤春菜
岩木くん – 緑川光
春山ふぶき – 田中理恵
理央 – 大本眞基子
浅田 – 浅井晴美
梶井 – 梶田夕貴
新田 – 森田樹優
高田 – 神谷浩史
宮嶋先生 – 城山堅
藤野 – 山口勝平
ナスオ - 大塚海月
石田 – 小桜エツ子
須藤ちゃん – 氷上恭子
川島 – 水田わさび
山下 – 鉄炮塚葉子
原セン – 上村典子
たっくん – 桃森すもも
ヒロシ(俳句おじさん) – 岩尾万太郎
次回予告アナウンサー – 萩野志保子(テレビ朝日アナウンサー)
新あたしンち
アニメ「新あたしンち」は、テレ朝版「あたしンち」終了から6年後、2015年から、アニマックスで放映された続編です。
アニメーション制作は前編と同じくシンエイ動画。放映は毎週火曜日19時から19時30分でした。
製作 | シンエイ動画、ADK |
アニメーション制作 | シンエイ動画 |
放送局 | アニマックス |
放送期間 | 2015年10月6日 – 2016年4月5日 |
話数 | 26回 |
一回3パート(1パート、約7分)の三部構成。
原作エピソードは、前作と重複なく、15巻以降から選ばれています。
監督 | 小倉宏文 |
脚本 | 清水東、うえのきみこ、田嶋久子、 福島直浩、けらえいこ |
シリーズ構成 | 上田信治 |
演出 | 鈴木大司、岩田義彦、中村憲由、 内山まな、志賀翔子ほか |
キャラクターデザイン | 大武正枝 |
音楽 | イマジン |
企画 | 山田俊秀、北井敦朗ほか |
プロデューサー | 荒木元道ほか |
OP | 「LET’S GO!あたしンち」タチバナーズ |
ED | 「ろっか・ばい・まい・べいびい」細野晴臣 |
オープニング曲は、けらえいこさんのたっての希望もあって「LET’S GO!あたしンち」に。
エンディングには、まさかのレジェンド、細野晴臣さんの名曲(1973年)が採用され、ファンを驚かせました。
しみちゃんには、新たに飯田友子さんが起用されました。
映画あたしンち
テレビ朝日放映の「あたしンち」のヒットを受け、2003年12月に、お正月映画として公開されました。
監督 | やすみ哲夫 |
脚本 | 両沢和幸、高橋ナツコ |
製作 | 木村純一、加藤良雄ほか |
音楽 | 相良まさえ |
配給 | 東映 |
公開 | 2003年12月6日 |
上映時間 | 95分 |
「あたしンち」矢野顕子 |
矢野さんは、お母さんの行動に思い当たることが多々あるという「あたしンち」愛読者。「お母さんの料理が、世界一って言えたらいいのに♪」と歌い出される、この曲は、今でも、矢野さんのコンサートの定番曲の一つです。
気がつけば、母のカラダにはみかんの心が、みかんのカラダには母の心が! 二人は心が入れ替わってしまったのだった……。
なんとか、二人を元にもどそうと奮闘するタチバナ家。
じょじょに謎は解明され、ついに、台風の雷雨のなか、タチバナ家はあの歩道橋に集結するが……!!
劇場版3D あたしンち 情熱のちょ~超能力♪ 母大暴走!
2010年11月公開の映画第2弾は、なんと3D映画として、公開されました。
監督 | 高橋渉 |
脚本 | 大野木寛 |
製作 | 加藤良雄、北井敦朗 |
音楽 | 相良まさえ |
配給 | 東映 |
公開 | 2010年11月13日 |
上映時間 | 43分 |
「アバター」にはじまる3D映画のブームから、ひょんなことで製作が決定しました。
監督の、高橋渉さんは、テレビシリーズからのスタッフで、これが初監督作品になります。
「SUGAR!SUGAR!!SUGAR!!!」矢沢洋子 |
しばらくは、超能力で家事が楽ちんであることに満足していた母だったが、この力を世のため人のために使おうと正義のヒーロー・エスパーママンとして活躍しはじめる。
しかし、しだいにその力は暴走をはじめ、タチバナ家とマンションは崩壊の危機に……!!
本記事の内容には、wikipediaの「あたしンち」「あたしンちエピソード一覧」等の項目を参考にした部分があります。「あたしンち」wikiの編纂者の方のご尽力に、御礼申し上げます。