明けましておめでとうございます。

今年6月に「あたしンち」は、作品誕生から30周年をむかえます。
ひとえに皆さまのご愛読ご支援のおかげです。

あらためて御礼申し上げます。

朝日新聞、2024年1月1日の、元旦別刷り第3部「エンタメ」に「あたしンち」の特集記事が掲載されました。

作者であるけらさんと、アニメの母役・渡辺久美子さんが、インタビューを受けています。

けらさんは、連載開始当初のことや、書きながら大事にしてきたことなどについて、率直に語っています。

作品を描くときに意識しているのは、「神聖」ってこと。「子どものころのいちばん楽しかった思い出は?」なんていきなり聞かれても、普通どうでもいいことしか出てこない。でも、ふと浮かぶことの中には、一生忘れないような深い瞬間がある。それは人にウケる話でもなし、なぜ自分でも覚えているのかわからないようなシーンで、家族や仲の良い友人といっしょにいる時の思い出によく混じっています。人生の「おみやげ」みたいなもの。

神聖さは、意識では引っ張り出せず、深いところに潜んでいる感じですね。「あたしンち」を描いて感動したことのひとつは、それが「自分以外の人にとっても神聖になりうる」と思えたことです

神聖な日常描いて30年 「あたしンち」作者が追求したリアル:朝日新聞デジタル ▷▷読む

この記事は、朝日新聞文化部の若い記者である黒田さんが「来年、あたしンち30周年ですよね」と(編集部からお願いするより、早く)提案してくださったものです。

節目の年の、年明けに、思わぬ大きなプレゼントをいただきました。

30周年の企画、お知らせ、いろいろ準備中です。どうか楽しみにお待ち下さい。

本年も、変わらぬご声援を、どうかよろしくお願いいたします。